ファクタリングの4つの審査基準と審査NGになる4つのパターン
「ファクタリングの審査が通りやすくするためにはどうしたらいいだろう?」
ファクタリング審査を通りやすくするためのポイントがあります。
- 売掛先の信頼度
- 売掛金の支払期日
- 担当者の人柄
- ファクタリング利用会社の信頼力
上記のポイントをファクタリング会社は審査しています。ファクタリング会社にとって1番恐れていることが、リスクを負う事です。
リスクを負わない為にも必要な書類を提出してもらい審査をします。
今回は、審査基準のポイントや審査NGになる場合など、ファクタリングの審査について詳しくご紹介します。
Contents
1:ファクタリング審査!4つの基準ポイント
ファクタリング会社によって審査基準は異なりますがほとんどのファクタリング会社が基準にしているポイントが4つあります。
- 売掛先の信頼度
- 売掛金の支払期日
- 担当者の人柄
- ファクタリング利用会社の信頼力
それでは詳しくご紹介しましょう。
1-1:売掛先の信頼度
1つ目は売掛先の信頼度です。
ファクタリング会社は、ファクタリングを利用する会社ではなく、売掛先の信頼度を審査しています。つまり、ファクタリングを利用する会社に信用度があまりなくても、売掛先の信頼度が高ければ審査が通ることもあるのです。
売掛先が小規模であっても、遅滞なく毎月売掛金を入金していれば審査に通りやすくなります。ファクタリング会社が審査基準で一番と言っていい程、重要視しているポイントです。
1-2:売掛金の支払期日
2つ目は売掛金の支払期日です。
ずばり、売掛金の支払期日が短いほど審査に通りやすいのです。
『支払い期日が1週間後に支払いがあるもの』のほうが、『支払い期日が半年後に支払いがあるもの』に比べて有利と言えます。
それは、支払い期日が長い会社と契約をしている間に、倒産してしまうと、ファクタリング会社は損失のリスクを負うことになってしまう為、少しでもリスクを避けたいのです。
支払い期日が短い売掛先を選ぶのがいいでしょう。
1-3:担当者の人柄
3つ目は担当者の人柄です。
代表者や申し込みの担当者の受け答えなどを、主に面談で審査しており、信頼できるかをファクタリング会社は見極めて手数料率を決定する事もあります。
- 嘘をついていないか
- 書類に関する回答が正しいか
同じ内容でも違った言い方で質問をするなどして、上記のようなポイントをチェックしています。
質問の答えが二転三転しないように書類をチェックしておくなどして準備しましょう。
1-4:ファクタリング利用会社の信頼力
4つ目はファクタリング利用会社の信頼力です。
先ほど紹介した通り、一番重要視されているのは売掛先の信用度ですが、ファクタリング利用会社の信頼力も重要になる場合があります。
それは、2社間ファクタリングを利用した時です。2社間ファクタリングの場合、売掛金がファクタリング利用会社に入金されます。
その入金された売掛金をそのままファクタリング会社に渡せば問題はありませんが、経営が苦しい利用会社の場合、持ち逃げしてしまう場合もあるのです。
ファクタリング利用会社の信用力も全く関係ないわけではないので覚えておきましょう。
2:ファクタリングの審査時に必要な5つの書類と契約時に必要な2つの書類
ファクタリング審査時・契約時には必要な書類があります。
ファクタリング会社によって異なるためプラスで書類を準備することはありますが、これから紹介する書類を準備しておけば、少しでも早く審査や契約に進めることが出来ます。
- ファクタリングの審査時に必要な5つの書類
- ファクタリングの契約時に必要な2つの書類
それでは詳しくご紹介しましょう。
2-1:ファクタリングの審査時に必要な5つの書類
ファクタリングの審査する際に必要な書類が5つあります。
- 本人確認書類
- 決算書
- 売掛金証明書類
- 通帳のコピー
- 税金・社会保険関係書類
1章で紹介した、支払い期日や売掛先の信頼度を見るための資料などが必要です。
2-2:ファクタリングの契約時に必要な2つの書類
ファクタリング契約する際に必要な書類が2つあります。
- 印鑑証明書
- 登記簿謄本
契約時は売掛先の書類ではなくファクタリング利用会社について確認できる書類が必要です。書類がそろっていれば、入金までスムーズに進めることが出来るでしょう。
3:ファクタリングの審査がNGになる4つのパターン
銀行融資に比べて優しいのがファクタリングです。
しかし、審査が通りやすいと言われているファクタリングでも審査NGになるケースがあるのです。
- 売掛金が二重譲渡の疑いがある
- 売掛先が個人
- ファクタリング利用会社が法人ではなく個人事業主
- 資料が不十分
それでは詳しくご紹介しましょう。
3-1:売掛金が二重譲渡の疑いがある
1つ目は売掛金が二重譲渡の疑いがある場合です。
審査で、売掛金に二重譲渡の疑いがかかると審査には通りません。
ファクタリング会社に買い取って貰う売掛金が、同時に他のファクタリング会社に売られていたケースがあります。これは意図的であっても、意図的でなくても犯罪になります。他社と取引していなかったか確認してからファクタリング会社を利用しましょう。
3-2:売掛先が個人
2つ目は売掛先が個人の場合です。
企業の場合、帝国データバンクや東商リサーチなどで信用状況を調べることができます。ですが、個人の場合、信用状況を調べる方法がほとんどなく調べる事が難しいのです。
そのため、売掛先が個人の場合、審査NGになることがあるのです。
3-3:ファクタリング利用会社が法人ではなく個人事業主
3つ目は、ファクタリング利用会社が法人ではなく個人事業主の場合です。
個人事業主が持つ売掛金を買取しているファクタリング会社も増えてきいますが、大半のファクタリング会社は審査NGにすることがあります。
それは、大半が2社間ファクタリングを利用しており、突然の倒産などで売掛先企業からの代金回収が出来なかった時、代わりにファクタリング利用会社に支払いを求めます。
ですが、個人事業主の場合、事業規模がもともと小さいところが多く、いきなり売掛金全額に相当する資金の返済を求められても返済が難しいのです。
法人に比べて個人事業主はリスクが高いため、審査NGにするファクタリング会社が多いのです。
3-4:資料が不十分
4つ目は資料が不十分な場合です。
審査に必要な書類を担当者に依頼しても、なかなか用意してくれないと信頼も落ちてしまい審査も通らないことがあります。
また、必要書類の中に疑わしいものがあったり、偽造していると疑われれば、より慎重に審査され、偽造と分かればすぐに審査NGとなります。
自社の信頼度も下げない為にも、必要書類の依頼があれば早く対応しましょう。
まとめ
今回は、ファクタリングの審査についてご紹介してきました。
- 売掛先の信頼度
- 売掛金の支払期日
- 担当者の人柄
- ファクタリング利用会社の信頼力
審査がNGにならない為にも、上記4つの基準ポイントを押さえて早めに対応しましょう。