ファクタリングと融資の違いとは?7つの項目を分かりやすく解説

ファクタリング 融資

ファクタリングと融資の違いが知りたい!

どっちを利用するべき?

どちらも資金調達が受けられるサービスであることに変わりはありませんが、細かく見ていくと結構な違いがあります。

今回は、ファクタリングと融資の違いを、わかりやすく解説していきます。

1:ファクタリングと融資の違いは?7項目を徹底比較

2つが全く別のサービスだということはわかるけど、結局違いは何?

最適に資金調達をするためにも、違いは押さえておきたいポイントです。

7項目の徹底比較を通して、どのような違いがあるのか見ていきましょう。

1-1:資金調達できる額

ファクタリング 融資
売上金の金額 審査によって決まる

<ファクタリングの場合>

ファクタリングの場合、上限は基本、持っている売掛債権の金額になります。

現金として受け取れる額は、売掛債権から手数料等を引いた金額になるので、売掛債権そのままの額が受け取れるわけではありません。

そのため、手数料が高い程、受け取れる額は少なくなります。

考えていた額と程遠い、なんてことにならないためにも、あらかじめ手数料を調べておきましょう。

<融資の場合>

融資の場合は、会社の規模や経営の内容等、個別に審査を通して融資金額が決まります。

審査はありますが、融資金額の幅は広く、数万円~数億円まで対応可能です。

1-2:資金調達の際に掛かる費用

ファクタリング 融資
着手金
審査手数料・事務手数料
印紙代
債権譲渡時費用
出張費
利息
事務取扱手数料
印紙代
保証料
登記費用

<ファクタリングの場合>

ファクタリングの場合は、売掛債権を買取ってもらうので、利息は付きませんが、買取のための手数料が掛かります。

手数料はファクタリング会社によって様々ですが、資金調達の際に掛かる費用は、融資よりも高く掛かる場合が多いです。

掛かる費用の目安

2社間ファクタリング契約の場合

売掛債権額の10%~30%程度

3社間ファクタリング契約の場合

売掛債権額の1%~5%程度

<融資の場合>

融資の場合は、利息を付けて返したり保証料を支払ったりする必要があります。

しかし、ファクタリングよりも手数料がかからないため、資金調達にかかる費用は、ファクタリングより安く抑えることができるでしょう。

1-3:資金調達までに掛かる期間

ファクタリング 融資
1日~1週間程度 1日~数カ月程度

<ファクタリングの場合>

ファクタリングの場合、資金調達までのスピードが速いことが大きな特徴です。

3社間ファクタリングの場合は、売掛先に承諾を得る手続きが必須なので、3週間ほど掛かってしまう場合もありますが、2社間ファクタリングであれば、最短で即日資金を得ることも可能になります。

<融資の場合>

融資の場合は、利用するサービスによって、資金調達までの期間が変わってきます。

サービスによっては、最短即日で資金を得ることも可能ですが、ファクタリングよりも資金調達までの期間は長いと考えていた方が良いでしょう。

1-4:返済するまでの期間

ファクタリング 融資
1カ月~2カ月程度 1年~15年程度

<ファクタリングの場合>

融資と比較すると、短期間での返済が必要になります。

<融資の場合>

融資の場合、返済期間は比較的長く設けられているため、ご自身の返済計画にあわせて、返済方法や期間を選択することができます。

分割で支払うことも可能です。

1-5:返済方法

ファクタリング 融資
売掛金期日に一括返済 一括返済
約定返済
元利定額返済方式
残高スライド

<ファクタリングの場合>

返済方法は、基本的に売掛金の期日に一括で支払います。

<融資の場合>

融資の場合は、返済方法を選ぶことができるので、無理なく自分に合った方法で返済することができます。

1-6:審査基準

ファクタリング 融資
売掛先の信用 財務内容のチェック
借入金の返済チェック
人柄

<ファクタリングの場合>

ファクタリングの審査で重視されるのは、売掛先の信用です。

売掛先が安定していたり、長い付き合いであったりする場合、多少悪い決算でも、審査は通る傾向にあります。

ファクタリングと比べると、審査は通りやすいです。

<融資の場合>

融資の場合は、申込企業の返済能力が重要になります。

なので、審査の中で過去の財務内容を細かくチェックされるでしょう。

赤字決算があった場合などは、返済能力の信頼にかけるため、審査を通過するのは難しくなってきます。

1-7:追加融資

ファクタリング 融資
すぐに受けられる すぐに受けるのは難しい

<ファクタリングの場合>

1度ファクタリングを受けた後でも、売掛債権があればすぐにでもファクタリングを受けることは可能です。

ただし、申し込みからになるので、再度手数料や審査の過程は必須になってきます。

<融資の場合>

基本的に、1度融資を受けた後に、またすぐ融資を受けることは難しいです。

どうしても資金が必要な場合、まずはファクタリングを受け、その後ゆっくり融資を受けるという方法もあります。

2:ファクタリングと融資の選び方

ファクタリングと融資どっちで資金調達をするのが最適なのかな?

どちらを選んだら良いかお悩みの方はぜひこちらを参考にして下さい。

ファクタリングと融資は意外と違いが多いため、向き不向きがあります。

ファクタリング向き 融資向き
早急に資金を得たい
融資の審査が通らなかった
売掛債権が溜まっている
財務内容に問題がない
長い目で返済計画を立てたい
長期で資金を借りたい

2-1:ファクタリング向きの人

資金を得るまでの期間を最も重視している場合は、ファクタリング向きです。

審査さえ通れば最短1日で資金を得ることができるので、融資より速く資金を受けることができます。

また、融資に申し込んだけど、赤字決算などの問題で審査が通らなかった場合も、ファクタリングなら受けられる可能性があります。

売掛債権が溜まっている場合も、売掛債権分の資金が一気に得られるため、ファクタリングに向いているでしょう。

2-2:融資向きの人

融資は、ファクタリングよりも審査が厳しいため、前提として財務内容に問題がない必要があります。

財務内容に問題がなく、一括よりも返済計画を立てて返済したい場合は、融資が向いているでしょう。

まとめ

ファクタリングと融資の違いを徹底比較してきました。

ファクタリングと融資をしっかり理解し、最適な方法で資金を調達しましょう!

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