初心者も完ペキ！ファクタリングの7つの種類と注意点を徹底解説
ファクタリングの種類について知りたい！
上記のように「ファクタリングって種類があるのかな？」と疑問に感じていませんか？
ファクタリングは、売掛債権の種類・引き受け方法などによって様々な種類があります。
それぞれの業種などに応じて、利用するべきファクタリングのサービスが変わってくるのです。ファクタリングの利用をお考えであれば、ぜひチェックしておきましょう。
Contents
1：【はじめに】ファクタリング2つの引き受け方法
ファクタリングの種類が知りたい！とお考えですよね。
ファクタリングの種類を紹介する前に、ファクタリングには2つの引き受け方法があるということを把握しておきましょう。
- 買取型ファクタリング
- 保証型ファクタリング
ファクタリングには、大きく分けて上記2つの引き受け方法があります。
2つの違いについて、それぞれ詳しく紹介していきましょう。
1-1：買取ファクタリング
1つ目の引き受け方法は、買取ファクタリングです。
企業が保有している売掛債権を、期日前に早期現金化したい場合に使うファクタリングサービスです。
保有している売掛債権をファクタリング会社に売却することで、手数料を差し引いた金額を受け取ることができます。
融資とは異なる売掛債権の譲渡もしくは売買契約となるため、担保や保証人を用意する必要もないのです。また、審査が通りやすい特徴があるため、創業間もない中小企業や零細企業でも利用しやすいというメリットがあります。
1-2：保証ファクタリング
2つ目の引き受け方法は、保証ファクタリングです。
保証ファクタリングは、早期現金化などの資金調達を目的としないファクタリングサービスとなっています。保証型ファクタリングの1番の目的としては、売掛金の未回収リスクをなくすということです。
「この会社、本当に大丈夫かな？」と信用力に不安がある会社と取引を行うことになったとしましょう。その際、保証ファクタリングを利用しておけば、与信調査ならびに売掛金の支払いを保証してくれるのです。
2：ファクタリング7つの種類
ファクタリングの種類はいくつ？
ファクタリングの種類は、大きく分けて7種類です。
- 一括ファクタリング
- 医療報酬ファクタリング
- 国際ファクタリング
- 家賃収入ファクタリング
- 商品在庫ファクタリング
- 保証ファクタリング
- 資産担保融資（ABL）
上記7種類の中で、保証ファクタリング・資産担保融資以外は全て買取型ファクタリングに該当します。上記７種類のファクタリングについて、詳しく概要を紹介していきましょう。
2-1：一括ファクタリング
1つ目の種類は、一括ファクタリングです。
世の中で認知されているファクタリングとは、一括ファクタリングを指します。
一括ファクタリングは、売掛債権の買取と引き換えに現金を利用者に支払う、一般的なファクタリングサービスです。また、一括ファクタリングでは、与信調査・請求書の送付・売掛金の回収業務・支払い催促など、売掛金の請求業務を一括して委託することができます。
3社間ファクタリングが基本となる一括ファクタリングですが、資金調達はもちろん売掛金回収業務の効率化、貸し倒れリスク防止にも役立てることが可能です。
2-2：医療報酬ファクタリング
2つ目の種類は、医療報酬ファクタリングです。
医療報酬ファクタリングは、病院などの医療機関が国民保険・社会保険等に請求する「医療報酬債権」を買い取るファクタリングサービスとなっています。
医療報酬ファクタリングを利用すれば、サービス提供から売上金の入金まで、通常2ヶ月間かかる期間を最短即日まで短縮させることが可能です。オープンしたての医療機関では、最初の売上が入金されるまで2ヶ月ものスパンがあるとキャッシュが回らなくなってしまい大きな負担となるでしょう。
医療報酬ファクタリングを利用すれば、最短即日でまとまった資金を得ることができます。
信用力の高い国民保険・社会保険が売掛先となるため、手数料も安くファクタリングを利用することが可能です。
2-3：国際ファクタリング
3つ目の種類は、国際ファクタリングです。
国際ファクタリングとは、国内の輸出業者が商品を輸入する外国の輸入業者から、確実に代金を回収するためのファクタリングサービスとなっています。
基本的には、日本の輸出業者・海外の輸入業者・日本のファクタリング会社・海外のファクタリング会社の4社で契約を結ぶことになるでしょう。倒産などの理由で、売掛金が支払われなかった場合はファクタリング会社が売掛金を支払います。
2-4：家賃収入ファクタリング
4つ目の種類は、家賃収入ファクタリングです。
家賃収入ファクタリングとは、将来的に得られる家賃収入・管理費・仲介費などを債権としてファクタリング会社に売却します。売却することで、将来的な収入を前倒しで受け取ることが可能です。
通常のファクタリング審査では、売掛先の信用情報等が大切になります。ただし、家賃収入ファクタリングでは物件の立地・家賃等の支払い遅延などが重要視されるのです。
2-5：商品在庫ファクタリング
5つ目の種類は、商品在庫ファクタリングです。
商品在庫ファクタリングとは、企業が保有している在庫をファクタリング会社が買取し早期現金化する方法になります。買取可能な商品在庫は、アパレル・宝石・貴金属・家電・日用品・食品など様々です。
審査等は必要なく、ファクタリング会社が商品在庫を査定し金額を提示します。
在庫の処理に困っている場合に活用できるファクタリングサービスと言えるでしょう。
2-6：保証ファクタリング
6つ目の種類は、保証ファクタリングです。
冒頭でお伝えした通り、保証ファクタリングは資金調達を目的としたファクタリングサービスではありません。
保証ファクタリングは、保険と同等のサービスと考えてよいでしょう。
売掛先が倒産などをした場合にはじめて、保証会社から保証金を受け取ることができます。
倒産などの事故が起きない限り、保証会社から資金を得ることはないのです。
2-7：資産担保融資（ABL）
7つ目の種類は、資産担保融資（ABL）になります。
資産担保融資は、企業が保有する売掛債権・商品在庫などの流動資産を担保にして、銀行などの金融機関から「融資」を受ける資金調達方法です。
ファクタリングとは違った性質を持つ、資金調達方法となります。
ただし不動産などの担保を持たない中小企業にとって、売掛債権さえあれば融資を受けることができる画期的な資金調達方法と言えるでしょう。
3：偽装業者が潜む！ファクタリングの注意点
ファクタリングを利用する上で注意すべき点はあるのかな？
ファクタリング業界は、特に必要となる免許や規制する法律もありません。資金さえあれば誰でも参入できるサービスとなっているのです。
そのため、ファクタリング業者の中にはファクタリングサービスと偽って違法な手数料・金利を搾取する偽装業者が存在します。利用時は、本当に安心して利用できるのか見極めが重要となってくるでしょう。
まとめ
ファクタリングの種類について、紹介してきました。
ファクタリングには、大きく分けて7つもの種類があるのです。
ご自身の業種や利用目的（資金調達か保証か）に合わせて、利用するファクタリングの種類を選んでみてください。
